ろばのあな

ゆるーくぬるーくがっつりと可愛くてかっこいい子たちを愛でています

とまらないパッション

どんだけ萌えてんだって、書きかけのレポとか感想文が10個ぐらい下書き保存に残ってる私が当日中にエントリ上げてるあたりで察してください(笑)。自分でも好きすぎて意味が分からない(笑)。
てことで天聖八剣伝本編いきまーす!初見とオチを知ってから見るのとでは、また全然違った楽しみ方が出来る一度で二度美味しい舞台でした。

<舞台設定>
時代は明治維新直後。超ざっくりしたあらすじとしては、主人公二人っつか顕→絢人の愛憎劇(笑)。もうちょっとだけちゃんと言うと、天聖*1の家系が7つあり、その内の一つに双子が生まれたので、片方を残して片方を捨て子として寺に預けた*2ところ、天聖の力が現れたのは捨てられた方の子だけだった。
その子は自分の血筋を知らぬまま寺を飛び出して荒れた生活を送っていたが、子分との出会いをきっかけに義賊を名乗り派手に活躍するようになる。残された方は自分の存在意義に絶望し、双子の兄弟を絶望の淵に叩き込んだ上で天聖の力を取り上げるべく、黒魔術に手を染める。それに乗っかったり巻き込まれたり止めようと尽力したりする他の天聖たち。
実は絢人の活躍も凋落も、すべて顕の計算通りだった。顕の黒魔術によって天聖の力を奪われた絢人は、剣持の言葉で真の心の強さに目覚め、闇に染まりつつある顕を止めるべく立ち向かう。…えーと、まとめるの下手ですみません。詳細をお求めの方はいちごろさんのところへ行っていただければ(笑)。

以下ツボポイント列挙!

★今回、OPコーナー*3があって、よく舞台で波代わりに使う長い布をスクリーンに見立ててそこにキャラ名とキャスト名を映しだし、その前で一人ずつテーマ曲に乗って軽く踊るんですが、そこがすごい好き!
顕:パイプオルガン、見影:ホーンでチャッチャッチャラッチャー♪てルパンっぽい感じ(笑)、間:鼓笛隊のドラムの音をダララララッ、と並べてるのが軍隊っぽく*4、大人組は、権佐(ユカイ):時代劇風、兼光(森久保):三味線で華やかに、健志先生(西ノ園):洋風にタンゴ、剣持(黒須*5):なんとなく陰陽師っぽい雰囲気。
一番最初の絢人は主人公だけにクセがないというか、主役!って感じのキラキラっぷりだったような…。正直ばっちのキラキラダンスという視覚情報に夢中すぎてそこ曲あんまり覚えてない(笑)。

相葉弘樹の安定感まじハンパない。公演も後半、疲労も溜まってるであろうキャストの皆様がほぼ全員*6噛む中で、ばっちだけは動きも台詞もどの角度をとっても完璧な安定感。崩れたのを見たのは、前楽で権佐ユカイさんが剣持黒須氏の肩をくんでゆっさゆさしたのにヤられたときだけでした。本当にあのスター感は何とも言えない。実は本気で発光してるんじゃないかと思ってしまうほどにキラキラしてました。なちゅらるぼーんキラキラ。右手首に目立たないようテーピングしてたけど、もし痛めていたのだとしても、そんなことは微塵も感じさせない動きでした。流石すぎる。ただただ感服するばかりです。

★安定感といえばばばりょも。今回ばばりょの役って、基本喋りっぱだし早口気味だし動きまくりだししかもキーパーソンだし、見ててすーごい大変そうなんですけど、全然噛んでるところ見なかった。動きとテンションも毎回最初から最後までクライマックスでした。そして相変わらず声と発声が好みすぎた(笑)。

★酔っぱらった絢人と見影が肩を組んで千鳥足で出てくるところ、チャンチャンバラ〜♪って歌った挙げ句、絢人が見影に向かって「いっぴつそーじょー!」ってやった!ちょ、ばっち自重w*7

★一幕の絢人と見影はひたすらいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃ(以下エンドレス)。常に絢人にべったりな見影*8のわんこっぷりが湧き出る萌えの泉のようです。かかか可愛い…!絢人の腕に顎を乗っける見影と絢人にヘッドロックかけられる見影は可愛すぎるスーパー神ショット。この写真が載った雑誌は即お持ち帰り予定です*9
★他にも、包帯巻いた上から絢人の傷口をふーふーする見影とか、二人で剣持&先生の大人組に向かってイー!ってしてみたりとか、「あにきになんかあったらしょーちしねーぞ!」「兄貴はおいらの兄貴だっつーの!*10」「俺はお前がいればそれでいい」を初めとする名台詞の数々とか、とにかく一幕の二人は超かわゆいニコイチっぷりを見せつけてくれます。
★それだけに、一幕ラストの見影の裏切りとその豹変っぷりに驚嘆させられる。一瞬でガラッと表情も雰囲気も変わって、まるで別の人みたい。それまでの見影の行動が絢人を陥れるためのもので、絢人は見影の掌で踊らされていただけだった、と判明したときの、取り押さえられる絢人に向かって、しゃがみ込んで嘲るようにニタァって笑いながら自分の頭を指でトントンってするところ!あれがすごい好き!悪見影降臨って感じで、ばばりょも振り幅が広いなぁってすんごいトキメキました*11

★一幕が可愛いばばりょ堪能タイムなら、二幕は悪カッコイイばばりょ堪能タイムです。一度で二度美味しい!ついこの間まで基本無表情な役を見ていたので気付かなかったんですが(笑)、ばばりょの表情の作り方がちょー好みです。元気とちょっと似たベクトルというか、やろうとしてるお芝居が細かいの。目が離せなくて、見てて楽しい!二幕の最初で、らー様*12のお話に飽きて、剣持のおじちゃんにちょっかい出したりテーブルの上に胡座かいて礼拝堂の天井を見渡してみたりしてたのは可愛かったなあぁvつか、見影はわんこでも悪狐でも基本おくちは半開きなんですね(笑)

★二幕の見影は片肌脱ぎっぱなので、あの二の腕と肩から背中のラインが見放題の眼福帷子タイムでもありました。うひょうひょ堪能させて頂きましたよごちそうさま!

★ばばりょの動きがかなり身軽でびっくりした。私の中でキングオブバネと言ったら元気なんですけれども、元気と同じくらいひょーいって跳んでた上、元気以上に着地が軽やかだった*13!椅子の上から目の前のテーブル飛び越して床に着地してるのに、結構な前列で見てても足音が一切しないの!勿論足元は舞台用の地下足袋みたいなの履いてるけど、それだけじゃなくて本当に動きが軽やか。流石忍び!って思える身のこなしで、感心しきりでした。
★個人的に技として後ろ回し蹴りが大好物なので、絢人vs見影でばばりょの後ろ回し蹴り*14が3回も見れたことにもうひょうひょにまにま。あそこが自分的ばっちvsばばりょ殺陣のハイライトです。あとばばりょは忍びなので(?)剣が逆手持ちなんだよね。逆手持ちももれなく大好物ですなにこの私にやさしい見影テイスト。顔の前でしゃきーんと構えるポーズとか、もううっきうきした!

★構えといえば元気のサーベル使いと構えね!全員揃うと後ろに下がりがちな間ですが、土曜日2部がスーパー元気ポジションな下手側のお席だったため、元気の細やかな拘りを堪能しまくれました。あの見栄切ったときのサーベル持ってるのと逆の手がちょっと指反ってるのとか、構えたときにサーベルに添えてる手とか、攻撃にうつる前に軽く飛び跳ねてるのとか、もうさすがヲタクだよ元気(ベタぼめ)!!大っすき!

★絢人vs間=ばっちと元気の殺陣がやっぱり素晴らしかった!!ばっちと元気ってあたりで勿論期待はしておりましたが、一時も目を離せない、離したくない。つか両方じっくり見た過ぎて目が足りない!そんな迫力すら感じさせるシーンでした。見てる方もテンションワキワキにアガっちゃうぞ!と。だめだ私あの二人の剣捌き好きすぎる…!!

★今回もしみじみ思いました。元気って上手いよなあぁ…。元気の演じるキャラクターって、ほんのちょっとしたシーンであっても、その表情ひとつでその時々の感情が伝わってくるというか、すごく「生きてる」感じがする。

★例えば、絢人捕縛に失敗して、顕に懺悔するシーン。顕様命の間としては、絶対顕様の役に立つんだ!と勢い込んでいったのに剣持にこてんぱんにやられて、見習いならではの軍人としてのプライドも、天聖としての自信も打ち砕かれた。神様に許されても、顕に許されなければ間にはなんの意味もない。だから、許されるために罰を与えて欲しかったのに、その顕からは叱責も、励ましも貰えないまま、背中を向けられた。振り向いてくれない顕に、間は役立たずだから顕様に見捨てられた…!と絶望する。あの震える姿と泣き崩れそうな「顕さまああああ!!!!」からそこまで背景を想像(妄想)できてしまうのが元気クオリティというか。

★他にも、顕の本心を知って、顕に反目することを決意した間の、顕と相対したときの泣きそうな表情とか。顕が仕掛け鏡を抱え込んで泣き崩れるところで、他の5人はその姿に臨戦態勢をゆるめるんですが、間だけはこれまた半泣き気味ながらも厳しい表情で顕に対し剣を構え続けるところとか。切ない程に間の思いが伝わってきました。もうホンットたまらない。

次はアドリブ!

*1:体から光輝く剣が出てくる。その力は一子相伝で、例外は双子のみ。

*2:双子=凶兆はファンタジーのセオリー

*3:なんか戦隊ものっぽくてわくわくした!

*4:元気のダンスも軍隊っぽいカクカクした動き。流石上手い!最後が抜刀する振りなところもイイ!

*5:以上敬称略

*6:3回見た中で1回以上は

*7:しかも、アドリブかと思ったら毎回でしたw

*8:基本口半開きでちょーかわゆいv

*9:ベスステ、ルクアトをはじめとする各誌様どうかよろしくお願いしまする。

*10:週末公演限定着ボイス、ばばりょのターン(26日一部)はコレでした…

*11:26日2部で、ちょうど席的にあの顔を前からばっちり見れました。わほーい★

*12:

*13:この辺りは体つきその他諸々の要素が関係している気がしなくもない(笑)。

*14:正確には回し蹴りじゃなくて上段蹴りだったような気がしなくもないけど、そこはまぁニュアンスで汲み取ってください(笑)。あの型が好きなの!