ろばのあな

ゆるーくぬるーくがっつりと可愛くてかっこいい子たちを愛でています

孫がリューンに出ることになりまして

これはアミューズ孫枠の推しが丈橋のリューンに出ることになった、なにわ男子担 兼 ディアドリンセスの記録である。
怒濤の2019年前半戦をなんとなく書き殴っておきたかっただけの代物なので、オチはありません(笑)。


2018年12月22日。
「リューン再演」のニュースがTLに走った。
丈橋の初外部舞台だった初演を関ジュ担の端くれとして見に行き、すっかり作品そのものと丈橋のフローとダイのファンになってしまった*1私は、わーい再演するんだ!やった!と何の気なしに記事を開いた。その私の目に飛び込んできたもの。

溝口琢矢 の4文字。

前日に「明日ひとつお知らせが」というツイートは見てました。見てましたけれども!
は!?お孫*2が!?丈橋と!?共演!!?ワッツ!!!?
えっ!?お孫が!?ファンルンを!?やると!?いうこと!?ですか!!?

一瞬にしてパニックになった。

関ジュとハンサムの世界線が交わること自体想定していなさすぎた事態で*3、ホーム(なにわ男子)とホーム(ド!)が交わるとかいや待ってなにごと!?(混乱)

実はその3ヶ月ほど前、宝塚BOYSの大阪公演を関西Jrが見に来ていた。
初日に大橋が目の前を通って行ったときに*4、あーやっぱりくるよねー崇人くんだもんねーと思うと同時に、はーお孫も大橋と共演する未来がきたりとかするのかなー、などとぼんやり思っていたのだけれども。いやはやすぎん!?*5

元々初演では永田崇人くんが演じていたファンルン。
私は寡聞にしてリューンまで崇人くんのことを知らなかったのだけれども、初演のとき、丈橋があまりにもなつきまくっていたことと、ファンルンというキャラクターが魅力的だったこと、また崇人くん自体SNSの使い方がとても上手な方だったこともあり、そこですっかりお名前は憶えていた。
なので、宝塚BOYSのときは、「リューンで丈橋と共演してたあの崇人くんがお孫と共演するのかー」と思っていたし、作品の中で崇人くんとコンビ的なポジションだったお孫がファンルンを引き継ぐことに、ご縁を感じたりもした。*6

とはいえ、初演のときはほぼほぼキューブ勢でキャスティングされていたリューンなので、崇人くんのご都合がつかなかったにしても、事務所内で引き継がれると思っていたし、まさかアミューズからお孫がピックアップされると思わないし、最初はえ、なんで!?なんでこの仕事こっちにきた!?というのが正直なところだった。

そして初期パニックを通り過ぎるとこみ上げる不安と期待。
崇人くんは言うまでもなく素晴らしい俳優さんだし、初演のときのファンルンは、序盤の友好的な態度と中の人たちの関係性も相まって、とても人気が高かった。
お孫と崇人くんは、お芝居は全然似ていないと思うのだけれども、背格好(お孫のがちょっと大きいけど)やぱっと見の雰囲気が割と似ていると思っていて、率直に、あーこれは比べられるだろうな、と思った。

とはいえ、初演のあの感じとは全然違うファンルンになるんだろうなあと何となく想像はできたし、ミュージカル武者修行中のお孫(発表時点はまだ花園前)が難易度激高と言われるリューンの楽曲を歌うことは、正直「あと半年頑張れ…!」と心の中でエールを飛ばすくらいで、お孫ならそこまでに仕上げてくるだろうという信頼はあったのだけれども。

ある意味一番不安だったのは、「ジャニヲタにたたかれたらどうしよう…!」という点で(我ながら立ち位置不明すぎる笑)
崇人くんは、前述の通りSNSの使い方やジャニーズとの距離の取り方がとても上手なひとで、時折さりげなく誰とどこに行ったよ、とか、誰がどうだったよ、みたいなことを教えてくれるので、ジャニヲタからも人気が高い。
ところがどっこい、溝口くんという人は、基本的にプライベートに関するガードがめちゃめちゃかたい上、稽古期間中は極端にツイートが減ったりするし、共演者のこととかほとんどツイッターに書かないし、ツーショも上げない。あとこれはただの印象だけども、年上の共演者にはわんこのようになつく半面、同年代とは馴れ合わないというか、少し距離を置いているように見える。
ヲタクはまあそういう人だとわかっているしそこに対して不満もないのだけれども*7、「崇人くんは丈橋と仲良かったのに!!」とか、「崇人くんは丈橋情報ツイートしてくれたのに!!」みたいな八つ当たりされたらどうしよう…!というのが一番の懸念だった。*8

とはいえ、それを大きく上回る期待と興奮がそこにはあった。
だってファンルンですよ!?清廉潔白な好青年を得意とする品のよいお孫の!初の悪役が!!あの!!ファンルン!!!
もうこれは別の意味で初演見ておいてよかったとしか。楽しみの度合いが違う。
もうどんなファンルンになるのか楽しみで仕方なくて、丈橋ミーツお孫の化学反応も楽しみで、発表された日からここまで私の2019年はリューンと共に在り、リューンが2019年のハイライトでしたありがとうございました。

幕があいてみれば、再演=多くの人がファンルンの正体を知っていることを逆手にとったような、伏線回収系の組み立て方にそうきたかーー!!と痺れたし、公演序盤の割と理性的(という言い方も違うかもだけど)なキャラクターから大阪刈谷と後半にいくにつれどんどん狂っていく様や、毎公演いろいろなアプローチを試しては最後までもっと!を求める姿勢も好きしかなかったし、ビジュアルも最高だったし、今年をファンルンに照準を合わせて遠征も決めておいてよかった…と心の底から思った。*9

また、私の目に入る限りでは、溝ファンルンへは好意的な意見がとても多くて、歌を誉めてくれる人もいっぱいいて、なんならファンルンきっかけで沼落ちしてくれそうなジャニヲタもちょいちょいいて、嬉しかったしどっちの沼の住人としてもほっとした(笑)
そしてそれは勿論、お孫のたゆまぬ努力による成長曲線とどこまでも細かく誠実な役作りとによるものであって、それがすごく誇らしいなあと、1ヲタクとして思った。
特に、殺陣に関しては誉められてもドヤ顔で「でっしょ!!」と返せるのだけど、「溝口くん歌うまいですよねー」と言われるたび、これまでの彼の努力を思って胸が熱くなり、ついべらべらとこれまでの軌跡を語り丈橋の人たちにきいてもらったりもした*10

ほんっとうに楽しかったなあ…嬉しかったなあ……
リューンは間違いなく、今後何年経っても丈橋のターニングポイントであり代表作と言われること間違いなしの作品で、そこにお孫の名前が連なっていることも嬉しいし、お孫の初悪役がファンルンだったことも嬉しいし、去年フロー視点で見ていたときには見えなかったものが見えたことも嬉しかった。

嬉しい楽しいがすぎて、終わったらゾンビになってるかなって思ってたんですけど、千秋楽で見た丈橋やお孫始め皆様の顔がすごくすっきりとやりきった顔をしてて、なんか上手に昇華させて貰えた気がしたなあ。

とはいえ簡単に墓の下から這い出れそうな燠火は残っているので、なんとなくここに書き綴って供養しておきます。(3部作予定)

*1:きくところによると作品自体好みが分かれるところだそうなんですが、私はめっちゃ好きだった。この作品、主人公が村を焼かれたり血を流したり酷い目にあったり殺したり殺されたりする和製ファンタジーことコバルト文庫で育った年代のヲタクは免疫と既視感があると思うしめっちゃすんなり入り込めたと思う笑

*2:なんでこんなに可愛いのかよ→孫という名の宝物だからじゃない?→お孫、という呼び方をしていたら、後に本人たちから「おばあちゃん」呼ばわりされたため孫が公称と化したド!のヲタク

*3:しげとゆたちゃん、あきととどーり以外そもそも記憶にないし、どちらもデビュー後だし

*4:丈さんは舞台稽古inTOKYO

*5:ちなみに、翌日の大千秋楽には大吾が来ていて、舞台上の孫と何列か後ろの自担に挟まれて写真におさまる世界線を経験し(ていたことを市村さん(そういえばあれも市村さんじゃん…!)のツイートで知り)潰れた猫のような悲鳴を上げたのだった。。

*6:そういえば後に、ファンルンのお話をもらったのは宝塚BOYSのときで、崇人くんにいろいろ話をきかせてもらった、というようなことを言ってたけれども、そっかどっちも市村さんか…

*7:嘘ですツーショオフショは常に求めてます

*8:ので、お稽古合流初日のあのツイートは、正直衝撃的すぎて「たっくん事件」と呼んで末永く語り継ぎたいし、稽古開始1週間以内に「和也」呼びになった上、めちゃめちゃ可愛がってんな…?!という様子すら透けて見えてきたことについては大橋のあれでいてちゃんと空気の読めるコミュ力お化けっぷりを讃え崇めたいし、「丈くんとはいつも海鮮」ツイートはえっ、どうしたの何のサービスなの…!と大変動揺した。と同時に、お仕事上のコミュ力心配ないタイプとはいえ、これは雰囲気がいいことで定評のあるカンパニーの皆様のおかげと、丈橋の座長としての気配りのおかげなんだろうなあと思って、丈橋の前回からの成長っぷりにほろりとしたりもした(立ち位置行方不明)

*9:なんなら開幕前自主的に減らしたはずがやっぱり増えたりもしたw

*10:その節は皆様ありがとうございました…